( )内が作者名です。
《選》のところにあるのが、その歌を選んだ人のお名前です。
※敬称略
第4回空き地歌会 空き地王は、Tの歌の龍翔さんです!!
A 音羽町置屋ときわや寅の刻 笑いころげる髪結いマツコ(麦太朗)
《選》本多響乃 飯田彩乃 野比益多
B ほろ苦いコーヒー香り降りそそぐ雪の結晶天使の砂糖(あおい月影)
《選》麦太朗
C その男にっこり笑ってひざまずき扇子ひとつで結界を張る(土屋智弘)
《選》高橋たまき 麦太朗
D ネクタイを結ぶ あなたのくびすじの堅固な梱包になりなさい(山階基)
《選》住友秀夫 たえなかすず 田中ましろ 沼尻つた子 飯田彩乃
E 結露した窓を殴ってみてもただ壊せない夢に跡がつくだけ(ショージサキ)
《選》あおい月影 野比益多
F 真冬日の結び目きつくバスを待つあいだにすこし君を忘れる(田中ましろ)
《選》あおい月影 篠原謙斗 ショージサキ 高橋たまき 山階基 浪江まき子
沼尻つた子 龍翔 野比益多
G てのひらで重さをはかる 結ばれたものに四億は眠りこけて(魚住蓮奈)
《選》倉野いち 田中ましろ 晴見奏司 浪江まき子
H 沈黙の時間を鼓動が数えてたあなたの首の結論は、縦(住友秀夫)
《選》たえなかすず 土屋智弘 浪江まき子
I 結末を立ち読みしてから買うように君の元カノと友達になる(倉野いち)
《選》篠原謙斗 高橋たまき 田中ましろ 土屋智弘 結城直 龍翔
J 食品サンプルに触れる指先ネクタイの結び方など知らなくて良い(浪江まき子)
《選》倉野いち 田中ましろ 晴見奏司 結城直 魚住蓮奈
K クリスマスツリーの下にひとつだけ飛びたつことのない蝶結び(野比益多)
《選》あおい月影 住友秀夫 田中ましろ 山階基 龍翔 本多響乃 天国ななお
L 固結びしてた気持ちもほどかれて話したいこと止まらない 好き(天国ななお)
《選》麦太朗
M 靴ひもから解き放たれた幾千のちょうちょ結びが消えゆく朝に(飯田彩乃)
《選》ショージサキ 土屋智弘
N 結露する窓に中指滑らせて滴ってゆく昨日の言葉(晴見奏司)
《選》篠原謙斗 住友秀夫 沼尻つた子 本多響乃
O 冬空に散った任意の光点を結んで君が神話をつくる(結城直)
《選》倉野いち 住友秀夫 たえなかすず 土屋智弘 晴見奏司
魚住蓮奈 浪江まき子 龍翔 本多響乃
P もうすでに彼女と呼ばぬひとからの夜のメールの結語あざやか(たえなかすず)
《選》魚住蓮奈 天国ななお 野比益多
Q まだ髪を結んだ私しか知らない君と終電の灯りをあびる(沼尻つた子)
《選》あおい月影 倉野いち 篠原謙斗 住友秀夫 晴見奏司 山階基 結城直
魚住蓮奈 天国ななお 飯田彩乃 野比益多
R 手をふったようにこすった結露には東京たちがゆれていました(高橋たまき)
《選》倉野いち ショージサキ たえなかすず 結城直 魚住蓮奈 沼尻つた子
龍翔 天国ななお 飯田彩乃
S 前もってほどくとわかっている紐を結ぶ バカにもなりきれぬまま(篠原謙斗)
《選》晴見奏司 結城直
T しらたきをわざわざ結ぶおそろしい女とともに暮らしています(龍翔)
《選》あおい月影 篠原謙斗 ショージサキ たえなかすず 高橋たまき
麦太朗 山階基 浪江まき子 沼尻つた子 本多響乃 天国ななお 飯田彩乃
U 結婚が決まりましたと告げられてリボン結びがふいにほどける(本多響乃)
《選》ショージサキ 高橋たまき 土屋智弘 麦太朗 山階基
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