2013年4月9日火曜日

第5回 空き地歌会 テーマ詠「花」選歌結果

 ★みなさまの全首評(参加者以外の方は20首・参加者はご自分の歌を抜かした19首)
    をお待ちしています。
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 いただきます。(締切後も受付けますが、なるべく一気にアップしたほうが
 みなさまに見ていただけると思います)


 テーマ詠「花」選歌結果 -----------------------------------------------------------------

(  )内が作者名です。
《選》のところにあるのが、その歌を選んだ方のお名前です。

A そよ風の裏切りにより花びらは着地するほかなかったんだよ(木下龍也)
《選》 あおい月影 高橋たまき 土屋智弘  山階基  結城直  飯田彩乃
    天国ななお  本多響乃  野比益多

B お隣のケンカを夜ごと聞かされる私の罪は何? 沈丁花(山口ヤスヨ)
《選》 龍翔

C 折れさうな身体のお兄さんの手に仕事の都合といふ花言葉(山階基)
《選》 河合弘枝  飯田彩乃

D スギ花粉噴射スプレー目と鼻に ヒロ先輩に卒業祝い(河野麻沙希)
《選》  阿波野巧也

E 桜舞う恋を奏でる曲の音と香り残して君に届けと(あおい月影)
《選》  薫智大介 山崎修平

F 営業が出払った午後事務員のまどろみのなか睡蓮ひらく(ユキノ進)
《選》 あおい月影 河合弘枝  黒崎立体  住友秀夫  土屋智弘  龍翔 
          飯田彩乃  天国ななお  本多響乃  野比益多

G 鮮やかな色響かせて咲き誇る好きという花降りそそぐ君(薫智大介)
《選》 河野麻沙希

H (わたしの部屋のあなたの花が咲きました)わたしのあなたが告げた春(山崎修平)
《選》 阿波野巧也 河合弘枝  高橋たまき

I 咲くことのない花ですとわたされた石をあなたは窓辺にかざる(野比益多)
《選》 阿波野巧也 河合弘枝  黒崎立体  薫智大介  土屋智弘  山口ヤスヨ 山階基
          結城直  龍翔  木下龍也  山崎修平  ユキノ進  飯田彩乃  天国ななお  本多響乃

J 花に降る雨の静けさきらきらといのちほどけてゆくさくらばな(阿波野巧也)
《選》 あおい月影 住友秀夫  薫智大介  土屋智弘  ユキノ進  本多響乃

K 守っても守りきれないものがある カーネーションがシーツに咲いた(龍翔)
《選》 黒崎立体  山口ヤスヨ  河野麻沙希

L ひらひらとさくら花びら花筏めだかの子らはお遊戯やめた(住友秀夫)
《選》 結城直  龍翔  河野麻沙希  山崎修平 飯田彩乃  野比益多

M 吹く風に枝垂れ桜はゆれておりリズムは淡い1/f(土屋智弘)
《選》 住友秀夫  高橋たまき

N さいたなら枯れてゆくだけ心咲さんさかなくていいこころなんかを(黒崎立体)
《選》 阿波野巧也  河合弘枝

O ほろよいのお花畑で落ち合ってこのまま二人どこか消えたい(結城直)
《選》土屋智弘  山口ヤスヨ  河野麻沙希  山崎修平

P 口々に春うたうべく咲く花のひとつを選りて耳もとに挿す(飯田彩乃)
《選》あおい月影 黒崎立体  住友秀夫  高橋たまき   薫智大介  結城直
         木下龍也  ユキノ進  天国ななお  本多響乃  野比益多

Q 花びらを涙でつけて待っている 遠くからでも気がつくように(天国ななお)
《選》高橋たまき  山口ヤスヨ  山階基   木下龍也

R 桜たちおかえりなさい旅ならばかなたの春よいってらっしゃい(高橋たまき)
《選》 山階基   ユキノ進  天国ななお

S 薄桃の君がまっすぐ行けるよう道しきつめる花びらになる(河合弘枝)
《選》 あおい月影  住友秀夫  結城直  河野麻沙希  木下龍也  山崎修平

T この岸がどちらがわでもかまわない空ににじんでゆくさくらばな(本多響乃)
 《選》 阿波野巧也  黒崎立体  薫智大介  山口ヤスヨ  山階基  龍翔  木下龍也
           ユキノ進  野比益多

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