2012年11月27日火曜日

第4回 空き地歌会詠草(本編)

12/1(土)に開催される第4回空き地歌会の詠草が揃いました。
参加者のみなさま、各自ご確認ください。
間違い等がある場合は野比までご連絡ください。

参加者以外のみなさま、個々の歌ヘのコメントをネット上で発表するのは、
空き地歌会当日までお控えいただけるとありがたいです。
当日のコメントは大大大歓迎です。
ツイッターでは #空き地歌会 をつけてつぶやいてください。

詠草のみで参加のみなさま、
この21首の中から5首を選んで野比までメールでお知らせください。
評をつけてくださったら歌会中に紹介できます。
同時にご自身の歌がどれかも教えてください。
締切は11/29(木)昼の12:00です。

それでは、12/1(土)15:00からの
第4回空き地歌会をおたのしみに!!


第4回 空き地歌会詠草(本編) -------------------------------------------------------

A 音羽町置屋ときわや寅の刻 笑いころげる髪結いマツコ

B ほろ苦いコーヒー香り降りそそぐ雪の結晶天使の砂糖

C その男にっこり笑ってひざまずき扇子ひとつで結界を張る

D ネクタイを結ぶ あなたのくびすじの堅固な梱包になりなさい

E 結露した窓を殴ってみてもただ壊せない夢に跡がつくだけ

F 真冬日の結び目きつくバスを待つあいだにすこし君を忘れる

G てのひらで重さをはかる 結ばれたものに四億は眠りこけて

H 沈黙の時間を鼓動が数えてたあなたの首の結論は、縦

I 結末を立ち読みしてから買うように君の元カノと友達になる

J 食品サンプルに触れる指先ネクタイの結び方など知らなくて良い

K クリスマスツリーの下にひとつだけ飛びたつことのない蝶結び

L 固結びしてた気持ちもほどかれて話したいこと止まらない 好き

M 靴ひもから解き放たれた幾千のちょうちょ結びが消えゆく朝に

N 結露する窓に中指滑らせて滴ってゆく昨日の言葉

O 冬空に散った任意の光点を結んで君が神話をつくる

P もうすでに彼女と呼ばぬひとからの夜のメールの結語あざやか

Q まだ髪を結んだ私しか知らない君と終電の灯りをあびる 

R 手をふったようにこすった結露には東京たちがゆれていました

S 前もってほどくとわかっている紐を結ぶ バカにもなりきれぬまま

T しらたきをわざわざ結ぶおそろしい女とともに暮らしています

U 結婚が決まりましたと告げられてリボン結びがふいにほどける

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